「運慶」展 行ってきました。。
また 台風がやってきました~
そんな昨日、東博の平成館で開催中、特別展「
運慶」行ってきましたー。
現存する運慶の作品31体中の22体が結集という ビッグイベントです。
この特別展に因み、先週藤沢にて、歴史講座「運慶が見たもの」を聴講してきました。な、何と講師は
奈良興福寺副貫首の方。合掌
運慶の時代(平安末期から鎌倉時代)の社会、政治、経済、文化から始まり、権力闘争(源平)によって変わる時代と運慶とのかかわりなど...。
「吾妻鏡」や「玉葉」などの資料をもとに 解り易く講義されました。
特に興味深かったことは、平家による
「南都焼討」1180年
当時興福寺の仏師であったといわれる運慶は 興福寺、東大寺の炎上の場にいて 無常(情)観を感じたのではないかと力説。その後、寺の復興と仏像の修復、運慶率いる
慶派の仏師たちと あの
東大寺南大門の金剛力士立像に至ります。
そして武士の政権(源氏)になると、勇ましい武士のイメージを求める仏像のオーダーが殺到。あの
韮山、願成就院の毘沙門天立像です。運慶のポスター右に堂々と写っていると なんか嬉しいですネーd(#^.^#)
お話は この後運慶作の仏像の解説など。
観察に基づいた写実性、イマジネーションを持って深く追及した作風を 絶賛されてました。
最後に特別展の招待券まで下さったので、昨日は並ぶことなく、さっと入場できました。ありがたや~感謝(#^.^#)
会場に入ると 運慶デビュー作、奈良円成寺の大日如来像が お出迎えしてくれます。時空を越え 運慶や父、康慶、流れを組む仏師たちの 迫力、躍動感のある独創的な仏像群に しっかり囲まれます。
そして力強さだけでなく 仏像の衣や帯、条帛(じょうはく)のドレープの細やかな彫刻も とてもとても素晴らしかったです。
~11/26迄。
その後、東博本館の庭園が解放しているとのことで、暫し散策。
ココは もと寛永寺のお庭だった処。
「六窓庵」
大和の三茶室と云われ 興福寺慈眼院に建てられたもの移築。
国立西洋美術館の
「浮世絵とジャポニズム」も見てきました。
北斎です。
北斎が こんなにも西洋美術に影響を与えたのかが 一目瞭然の絵画展でした。
このことは またの機会に(忘れないうちにネ)~。。。(;^_^A
~来年1/28迄
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