茅ヶ崎市美術館にて。。
昨日は 東海道線に揺られ 茅ヶ崎迄~
茅ヶ崎市美術館で開催中の
「THE新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」を観てきました
美術館は 茅ヶ崎駅から海岸に向かって(サザン通りの一本東の通り)を てくてくと10分くらいの高砂緑地といわれる所に立地。もとは 実業家の原安三郎氏の別荘で 広い敷地内には 茶室などもあり 閑静な緑豊かな環境。ここは好きな美術館のひとつ、で もう三度目。d(#^.^#)
渡邉庄三郎は 浮世絵木版画の手法(絵師、彫師、摺師の協業体制)を基に それまでにない華麗な彩色と 手摺りならではの技術表現をもって「新版画」を提唱した人物です
独自の 手摺り手法として
バレンの力具合で バレン筋を出して表現する
「ざら摺り」
また色のグラデーションによって独特の雰囲気を出す
「ぼかし摺り」など 多様な手法の資料も とても興味深い、けど読んで頭に入れるのも精一杯(-_-;) 撮影禁止なので。
展示作品は 美人画の伊東深水。中でも 浮世絵木版画の技術が 無形文化財として認められた(1953年)作品「洗ひ髪」。実に39回の順序摺り作品、その39回の工程をビデオでやっていて なんと三回も見てしまった
そして 旅情豊かな川瀬巴水の しっとりとした「近江八景」他。
また 名取春仙の役者絵など..
これら原画も含めて180余点と多数展示。
さらに最後の展示室は花鳥新版画。 先日
三島佐野美で観た 小原古邨の作品も数十点あり 古邨が ワルシャワ国際木版画展(1933年)で 好評だった「柘榴に鸚鵡」や「山葡萄に四十雀」他も また会えたねって感じで~(^-^; 自然風景の 大気の流れまで感じる作品群でした
こんなに版画の世界に浸ったことないな と思うくらいの一時間半余。 で、帰りの電車内ではウトウト。。
さてさて気分転換してきたので 明日から また仕事頑張りま~す('-^*)/
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